「患者中心の医療の方法:PCCM」を
取り入れた服薬指導
薬局に訪れる患者さんの心境は様々で、同じ疾病でもとらえ方が人それぞれで異なります。私たちはPCCMを取り入れた服薬指導を通じて、患者さんが抱える思いや背景を探り、得られた情報を医師と共有し、次の治療や服薬指導に役立てています。
患者さんが私たち薬剤師に求めていること。それは、安心して薬を使えることではないでしょうか。
日進月歩で進化、高度化する医療。一方、医療を受けるのはあくまでも患者さん。
医療者と患者さんの情報格差を是正する橋渡し役として、私たちは「心のケア」もできる薬局・薬剤師を目指しています。
薬局に訪れる患者さんの心境は様々で、同じ疾病でもとらえ方が人それぞれで異なります。私たちはPCCMを取り入れた服薬指導を通じて、患者さんが抱える思いや背景を探り、得られた情報を医師と共有し、次の治療や服薬指導に役立てています。
PCCM(Patient Centered Clinical Method)とは、現代医学の科学的な根拠に基づく診断・治療に加えて、病気を持った一人ひとりの患者の思いや悩み、環境も考慮した上で、オーダーメイドの検査や治療の方針を立てていき、患者に寄り添った治療を展開する臨床技法。
その日に特に気になった事例を共有し、指導・先輩薬剤師とディスカッションすることで、患者さんへのアプローチ方法の検証やコミュニケーション技術の向上、臨床での実践的な薬学的知識の習得など、「実践」と「経験」を「内省」することで「概念化」し、学習を深め、成長できるようサポートします。
地域とともに。地域のために。多職種や地域住民と一緒に、顔の見える関係作り、コミュニティの存続に関わっています。
医師、歯科医師等が参加する週1回の合同勉強会やカンファレンス。PCCMを学び、患者に接する自身の態度面を振り返り、“顔の見える関係づくり”、“多職種連携”を醸成する場。顔が見えれば、日常業務においても相互に相談しやすくなります。
薬剤師が医師の往診に同行して、あるいは単独で患者様のご自宅や高齢者施設を訪問しています。薬を届けて服薬指導をするだけでなく、服薬に関するご相談や患者様の近況なども確認して、医師やケアマネージャーに報告します。
新人研修では、調剤、監査、投薬、リスクマネジメントなど、薬局薬剤師に必要な基本的業務を網羅したチェックシートを活用。